ラベルに恋した「ピーツ・ピュア」

お酒

最近、我が家の棚に、視線が合うたびに心が弾むような「新顔」が加わりました。

それが、ずっと気になっていたワイン「ピーツ・ピュア」です。

オーストラリアの風に吹かれて

私のワイン遍歴を遡ると、かつて飲食店で働いていた頃の記憶にたどり着きます。そこはオーストラリア料理のレストラン。それまでワインといえば「なんだか難しそう」と敬遠していた私を、軽やかに、そして力強く抱きしめてくれたのが、いわゆるニューワールド、オーストラリアのワインでした。

伝統や格式に縛られすぎず、どこか自由で、太陽の光をぎゅっと凝縮したような果実味。あの時知った「美味しさの衝撃」が、今でも私の好みのベースキャンプになっています。

その後、繊細な日本ワインの魅力にも開眼し、私のワイン選びはいつも「世界旅行」のような賑やかさを見せています。

とはいえ、私は日々を営む生活者。毎晩のように高級なヴィンテージを開けられるほど、私の暮らしは浮世離れしていません。

お店のワインコーナーでは、いつもお財布と熱い視線を交わし、数分間の沈黙(あるいは睨めっこ)を経て、「よし、君に決めた!」と1本をカゴに入れるのが常です。この「限られた予算内での最適解」を探すプロセスこそが、大人の知的なゲームのようで楽しいのですよね。

ワインを選んでいる時って本当に楽しい。売り場に同じように滞在して迷っている方を見かけると、「あの方は何を買うんだろう」と正直気になったりしますし。ジロジロ見てはいけませんよね・・・

赤も白も、泡も。お酒は全般的に愛していますが、最近は自宅でスパークリングを開けることはめっきり減りました。

昔は「1本くらい、スルスルといけるわ」なんて豪語していた時期もありました(若さとは、時に恐ろしいものです)。けれど今は、美味しいものを少しずつ、数日かけて慈しむ飲み方が、今の私のリズムに合っているようです。

「一人で飲みきれないから」という理由は、一見すると少し寂しく聞こえるかもしれませんが、実は「明日もこの楽しみが続く」というポジティブな予約でもあります。

そして、運命の「ピーツ・ピュア」

さて、そんな私が今回、ようやく手を伸ばしたのが「ピーツ・ピュア」です。

何より惹かれたのは、そのボトルデザイン。シンプルでスタイリッシュ、どこか都会的な潔さを感じる佇まいに、ずっと片思いをしていました。

グラスに注ぐと、そこには深く艶やかなルビー色が広がります。

「……美味しい!!!」

思わず、リビングで独り言が漏れました。 「ピュア」という名に恥じない、雑味のないクリアな味わい。かつてオーストラリアのワインに魅了された時のあの高揚感が、より洗練された形で戻ってきたような、そんな感覚です。

良いワインは、飲み終えた後に「明日も頑張ろう」という静かな活力をくれます。 子供たちが寝静まった後、お気に入りのグラスでこのワインを愉しむ時間は、私にとって何よりの贅沢。

美味しいと思うと、他のぶどう品種も試したくなるものです。そこで、検索すると、楽天でお得な商品がありました。まとめ買いだと大変お得なんですね。じわじわ飲むにも丁度良いし、1本くらいは友人宅に持参して一緒に楽しいみたいと思います。

皆さんは最近、自分への小さなご褒美、何か見つけましたか?

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